奨学金継続願の提出期限・書き方・スカラネット手順【2026年】
この記事のポイント
奨学金継続願は貸与型奨学生が毎年12月〜1月にスカラネット・パーソナルで提出する必須手続き。期限を過ぎると奨学生資格が廃止され翌年度4月以降の給付が停止される。給付型は継続願不要で在籍報告のみ。経済状況欄は具体的な金額を交えて160〜200文字で記述する。
「奨学金の継続願って、いつまでに、どこから提出すればいいの? 経済状況の欄に何を書けばいいかもわからない」
こうした疑問に答えます。
本記事の内容
本記事の内容
- 奨学金継続願の対象者と給付型・貸与型の違い
- 2026年の提出期限とスケジュール
- スカラネットの入力手順と経済状況の書き方
奨学金継続願は、スカラネット・パーソナルから毎年入力する手続きで、期限を過ぎると奨学生資格が廃止されます。
提出するタイミングや経済状況欄の書き方を事前に確認しておくことで、手続きミスを防げます。大学院在学中の方も含め、確実に継続できるよう本記事でポイントを確認してください。
奨学金継続願とは
奨学金継続願とは、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を受給している学生が翌年度も受給を続けるために、毎年スカラネット・パーソナルから入力する手続きです。最終学年を除くすべての奨学生が対象となり、年に一度、学校が指定した期間内に必ず提出しなければなりません。
継続を希望するかどうかにかかわらず、期限内の入力が義務付けられています。継続を希望しない場合も「継続を希望しません」を選択して提出する必要があります。
提出が必要な奨学金の種類
継続願の提出が必要なのは、第一種奨学金(無利息・貸与型)および第二種奨学金(有利息・貸与型)を受給している方です。給付奨学金については、2025年度より継続願の提出が廃止されました。
| 奨学金の種類 | 継続願の提出 | 備考 |
|---|---|---|
| 第一種奨学金(無利息貸与) | 必要 | スカラネットから毎年入力 |
| 第二種奨学金(有利息貸与) | 必要 | スカラネットから毎年入力 |
| 給付奨学金 | 不要 | 在籍報告のみ必要 |
給付奨学金を受給している方は、継続願の代わりに「在籍報告」をスカラネット・パーソナルから提出します。在籍報告も期限内の提出が必須です。
提出しなかった場合のリスク
継続願を期限内に提出しなかった場合、奨学生としての資格が「廃止」となり、翌年度4月以降の奨学金は一切振り込まれません。学業成績や経済状況に関係なく、手続きの未提出だけで自動的に廃止となります。
JASSO公式FAQでは「入力期限を過ぎると奨学生の資格を失う」と明記されています。一度廃止になった場合、復活の手続きは原則として認められないため、期限ギリギリにならないよう早めの準備が重要です。
給付型と貸与型の違い
継続手続きの内容は、給付型と貸与型で異なります。貸与型は毎年スカラネットで継続願を入力し、直近1年間の収入・支出の状況を届け出るものです。
給付型は継続願こそ不要ですが、在籍報告の提出義務があるうえ、定期的な「適格認定」(家計・学業の審査)を経て継続の可否が判定されます。
| 手続き内容 | 貸与型(第一種・第二種) | 給付型 |
|---|---|---|
| 継続願の入力 | 毎年必須 | 不要(2025年度より廃止) |
| 在籍報告 | 不要 | 毎年必須 |
| 適格認定(学業・家計審査) | あり | あり(より厳格) |
給付型は貸与型に比べて審査基準が厳しく設定されており、学業成績が基準を下回った場合は「警告」や「支給停止」の処分を受けることがあります。なお、民間のキーエンス奨学金など一部の給付型では独自の継続基準が設けられています。
奨学金継続願の提出期限と2026年スケジュール
奨学金継続願の入力期間は毎年12月中旬から翌1月中旬頃に設定されており、2025年度分(2026年度継続用)は12月15日前後から2026年1月15日前後が入力受付期間の目安です。年末年始をまたぐ時期のため、早めに手続きを済ませておくことが重要です。
提出期限の目安
JASSOが設定する入力受付期間は例年12月中旬から翌1月中旬にかけてです。この期間内にスカラネット・パーソナルへ入力しなければ、翌年度4月以降の奨学金が停止されます。
| 手続き | 期間の目安 |
|---|---|
| 貸与奨学金継続願 | 12月中旬〜翌1月中旬 |
| 給付奨学金在籍報告 | 4月中旬(翌年度開始直後) |
2025年度より年末年始(12月29日〜1月3日)も入力できるようになり、休暇中の提出が可能になりました。ただし、サーバー負荷が集中しやすいため、余裕をもって早めに入力することをおすすめします。
大学ごとに異なる締め切り
JASSOが定める入力受付期間内でも、各大学・大学院が独自に締め切りを設定しています。大学の締め切りはJASSOの締め切りより1〜2週間早いケースが多く、大学の奨学金担当窓口や学内ポータルサイトで必ず確認してください。
2025年度の実例として、京都大学は12月16日〜2026年1月18日、東京大学は12月16日〜2026年1月13日、早稲田大学は12月15日〜2026年1月15日を学内締め切りとして設定しました。大学によって最大5日以上の差が生じることがあります。
- 毎年10〜11月ごろに学内掲示・メール等で案内が届く
- 大学の締め切りを過ぎると、JASSO側の期間内でも入力できないほか、大学独自や民間の奨学金では選考として奨学金の面接が課されることもあります
- 大学院生も学部生と同じ手続きが必要で、研究室単位での案内はJASSOから届かない
期限を過ぎた場合の対処法
大学が定めた学内締め切りを過ぎてしまった場合は、速やかに在籍大学の奨学金担当窓口に連絡してください。JASSO公式FAQでも「期限を過ぎた場合はまず在籍校の窓口に確認するよう」明記されており、学校によっては猶予対応が取られることがあります。
JASSO全体の入力期限(例年1月中旬)を超えてしまった場合は、奨学生資格が「廃止」となり、翌年度4月以降の振込が一切停止されます。廃止後の資格復活は原則として認められないため、期限直前に焦らないよう、12月上旬から準備を始めることが唯一の確実な対策です。
スカラネットで行う奨学金継続願の入力手順
スカラネット・パーソナルは、JASSOが提供する奨学生向けのオンラインシステムです。継続願の入力はすべてこのシステム上で行うため、事前にユーザーIDとパスワードを確認しておく必要があります。
一画面で30分以上操作しないとタイムアウトになるため、準備用紙への下書きを完成させてから入力を始めることが重要です。
①:スカラネットにログインする
スカラネット・パーソナル(https://scholar-ps.sas.jasso.go.jp/)にアクセスし、登録済みのユーザーIDとパスワード、奨学生番号を入力してログインします。
- ログインに必要なもの:ユーザーID・パスワード・奨学生番号
- パスワードを忘れた場合は「パスワードを忘れた方」から再設定する
- ログイン後、上部タブから「奨学金継続願の提出」を選択する
②:入力準備用紙を作成する
継続願の入力前に、JASSOが提供する「入力準備用紙」に下書きをしておきます。準備用紙は学校の窓口や学内ポータルサイトから入手できます。
入力準備用紙には以下の項目を事前に記入します。
- 家族構成と家計の状況(収入・支出の概要)
- 学生生活の状況(大学院生のバイトなどの状況や居住形態)
- 経済状況の自由記述欄(200文字以内)
③:経済状況と学生生活状況を入力する
スカラネット上の入力フォームに沿って、準備用紙に記入した内容を入力します。
| 入力項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 家計状況 | 保護者収入・家族構成・仕送り額など |
| 学生生活状況 | アルバイト収入・居住形態・修学状況など |
| 経済状況 | 奨学金が必要な理由を200文字以内で記述する |
入力中は30分タイムアウトに注意し、各画面での入力を素早く進めてください。
④:送信して確認する
すべての項目を入力したら内容を確認し、「送信」ボタンを押して提出します。送信完了後に表示される16桁の「受付番号」を準備用紙の所定欄にメモしてください。
受付番号が表示されない場合は提出が正常に完了していないため、再度送信操作を行ってください。提出後、学校から受付の連絡が届く場合もあります。
奨学金継続願の経済状況の書き方
継続願の「あなたの経済状況」欄は、160〜200文字以内で自分の収支状況を説明する自由記述欄です。収入・支出の数値入力とは別に設けられており、奨学金が必要な理由を具体的に伝える箇所です。
審査において重要な役割を果たすため、事前に準備用紙で下書きを完成させてから入力することが大切です。また、将来のために奨学金をいくら借りるのがベストか適正額を意識しながら、事前に準備用紙で下書きを完成させてから入力することが大切です。
経済状況欄に記載する内容
経済状況欄には、学生本人の直近1年間(12月〜翌11月区切り)の収支状況をもとに記述します。
収入と支出の数値入力欄では以下の項目を記載します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 収入 | 家庭からの給付・JASSO奨学金・他奨学金・アルバイト収入・その他 |
| 支出 | 学費・修学費・食費・通信費・機関保証料・その他 |
自由記述の経済状況欄では、収支が苦しい具体的な理由を数字を交えて記述します。
院生向けの記入例文
大学院生の場合、大学院生の収入の大部分を占めるアルバイトが研究専念のために制限されている旨を正直に書くと説得力が増します。
以下は参考例文です(内容はご自身の状況に合わせて書き換えてください)。
「大学院在学中で研究活動のためアルバイト時間を月20時間以内に制限しており、月収は約2万円です。家賃・食費・光熱費で月8万円程度の支出があり、家庭からの仕送りは月3万円のため毎月3万円程度不足しており、奨学金なしでは研究継続が困難な状況です。」
審査で不利にならない書き方のポイント
経済状況の自由記述欄では、以下のポイントを意識すると審査で不利になりにくい記述になります。
- 具体的な金額を記載する(「赤字です」より「月3万円不足」のほうが客観的に伝わる)
- 奨学金が必要な理由を明確に書く(家計の状況・研究活動への影響など)
- 収支 の 合計が36万円を超えないよう数値整合を確認する(将来的に奨学金の自己破産などの事態を防ぐため、借入額は適切に管理してください)
- コピペは使わず、自分の状況に合わせた独自の文章を書く
- 誇張や虚偽の記載は厳禁(審査機関の確認対象になりうる)
まとめ:奨学金継続願は期限内のスカラネット入力が最重要
奨学金継続願は、JASSO奨学生が翌年度も受給を続けるために毎年必要な手続きです。貸与型は12月〜1月の入力期間にスカラネット・パーソナルから提出し、給付型は在籍報告が必要になります。
本記事のポイントをおさらいします。
本記事のポイント
- 継続願は貸与型奨学生が毎年必須。期限内に提出しないと奨学生資格が廃止される
- 入力期間は例年12月〜1月。大学ごとの締め切りはJASSOより早い場合が多い
- 経済状況欄は具体的な金額を使って160〜200文字で記述するとよい
本記事を読んだことで、継続願の提出タイミング・手順・経済状況の書き方を体系的に把握できました。大学院在学中の方も、研究と手続きを両立するための準備が整います。
進学・継続に関するご相談や詳しい資料をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
奨学金継続願に関するよくある質問
参考文献
執筆者
編集部
大学院生のための総合情報メディア「Daigakukan Renkei」編集部。元大学院生の運営者を中心に、自身のリアルな経験と最新のデータに基づき、研究、キャリア、生活、メンタルヘルスに役立つ情報をわかりやすくお届けします。
監修者
リサーチチーム
「Daigakukan Renkei」に掲載される記事の事実確認とデータ収集を担う専門チームです。各種官公庁の統計、学術動向、奨学金や就職市場の最新データを日々調査・分析しています。客観的かつ信頼性の高い一次情報に基づいたコンテンツ監修を行っています。
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