第2回専門分野別FD研修会[薬剤学系部会]を開催しました

平成24年11月26日 14:00~16:40
於:サンポート高松 66会議室
◆参加者
櫻井栄一、堂上美和(徳島文理大学)
加藤善久、徳村忠一(徳島文理大学香川)
湯淺 宏、橋本 満(松山大学)
斎藤博幸、石田竜弘(徳島大学)(敬称略)

会議の要旨:
第2回FD研修会では、以下の各項目につき討議を行った。
1)改訂モデルカリキュラムへの各大学の対応について

  1.  徳島文理大学薬学部では、全学共通教務委員会において、「質的転換を目的とした学修時間の実質的な増加・確保による主体的な学びの確立方法」として、①教育課程の体系化とナンバリング、②組織的な教育の実施、③シラバスの充実、④全学的な教学マネジメントの確立を検討中であることが報告された。特に、①を実施するにあたり、各科目間の関連づけが重要であることから、現カリキュラムにおける科目間のフローマップを作成した結果、科目数および科目間の重複が多いことが浮き彫りになったことが報告された。改訂モデルコアカリキュラムへの対応について具体的な説明は現時点ではできないが、新たにフローマップを作成し、改革を進めている事が説明された。
  2. 徳島文理大学香川薬学部では、教務委員会から示された学習成果基盤型学習の考え方を導入するなど5つの基本方針に基づき、系毎に現行のカリキュラムと新コアカリキュラムの照会を行い、必要ならば大学独自の科目の設定、科目名の変更、配当時期、科目の統合を行い、他領域との摺合せも進めていく。また、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーを見直し、それらに対応して、カリキュラムおよびカリキュラムマップの改訂を進め、来年6月までにカリキュラムの作成を完了させ、新旧科目の読替え表の作成や学則の見直しも行った後、7月には決定し、新カリキュラムの実施は平成27年4月からを予定している事が報告された。
  3. 松山大学薬学部では、FD研修会を通じて新コアカリやそれに基づく医療人育成について勉強会を行っているが、先頃学部内教務委員会から新コアカリへの対応策としてディプロマ・ポリシーの改訂が提案されたばかりであることが説明された。今後、学部内教務委員会でカリキュラムの全体像について取りまとめ、各分野内で新コアカリへの対応状況を精査したうえで、平成26年8月を目標にカリキュラムの改訂を決定する予定であると報告された。松山大学独自の事情として、2012年度から新カリキュラムを施行しており、さらに当分は留年生対応で旧カリキュラムも開講する必要があることから、現行のカリキュラムの大幅な改訂が困難であることが説明された。
  4. 徳島大学薬学部からは、新コアカリキュラムへの大学としての正式な対応は未だ始まっておらず、年末から学務委員会を中心に開始される予定であることが報告された。個々の講義内容に関しては、製剤学分野でも生物薬剤学分野でも担当する科目・内容に関して新カリと旧カリ間で大きな乖離はなく、擦り合わせは容易でマイナーチェンジで対応可能であることが説明された。科目の配当時期として薬剤学・薬理学の導入講義である基礎医療薬学1(現行コアカリC13、改訂コアカリE1)が1年次に開講されている点がユニークであり、教育上効果的であると他大学から指摘を受けた。

2)今後の分野別研修会の開催方法について カリキュラム改訂などの議題は同じ分野内で討議した方がよいと思われるため、他分野との合同開催の道は探らず、薬剤学分野のみでの単独開催を今後も継続することとした。

3)遠隔講義システムによる4薬学部合同講義の内容について 徳島大学で開講している基礎医療薬学1(現行コアカリC13、改訂コアカリE1)(1年次前期)の講義を複数回、各大学1年生を対象に試験的に配信してはどうかとの提案があった。 なお、次回の議長校も引き続き徳島大学とすることとした。

 

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