国際機関等との連携による「国際協力人材」育成プログラム

我が国が国際社会において名誉ある地位を占めるため,学士課程における国際協力教育の拡充が求められている。国際協力機関の協力の下,国際協力・国際公務への志向を持つ学部生の多い明治大学及び立教大学と,国際社会で活躍する高度な専門的知識を持った職業人の育成を企図する大学院大学である国際大学が協働し,全て英語により展開する国際協力人材を育成するための共同教育プログラムを構築する。また,学習ポートフォリオやルーブリックを用いた到達目標の妥当性や教育の有効性の点検,教育方法の改善活動(FD)を担う共同学習支援評価委員会を設置し,内部質保証システムを機能させる。これらを通じた「国際協力人材育成ネットワーク」を形成し,グローバル共通教養を自らの言葉で表現することが出来る能力を身につけ(モチベーション・パス),国際公務を目標の頂点とする国際協力人材への進路を自らデザインできる人材を輩出する(キャリア・パス)。

連携校
連携機関
明治大学 立教大学 国際大学 グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク 太平洋諸島センター Human Rights Watch Amnesty International Japan JICE UNDP 国際連合広報センター
説明資料

―連携取組で育てたい人材像とは。

 国際社会が取り組むべき地球規模の課題(グローバルイシュー)に対応、解決するための知識と能力といったグローバルマインドを身に付けた人材です。高い専門性を持つキャリアを形成し、国際連合をはじめ、国際機構、NGO、政府、企業等において、多様化するグローバルイシューに対応、解決できる人材を育成します。

―そのような人材を必要とする背景には、どのような課題があるのでしょうか。

 21世紀を迎えてもなお、国際社会はテロ攻撃、貧困格差の拡大、武力紛争、気候変動、伝染病、経済危機や食糧の安全保障といったグローバル化した課題に直面しています。それらの問題を十分理解した上で、多角的なアプローチから解決できる人材が求められています。

―なぜこの3大学で連携することになったのですか。

 明治大学は「グローバル30」、立教大学はビジネスリーダーシップ教育で「教育GP」に採択された実績があり、国際協力・国際公務への志向を持つ学部生が多く在籍します。また、国際大学は、国際社会で活躍する高度な専門知識を持った職業人の育成を企図する大学院です。3大学の教育資源を融合して共同教育プログラムを構築します。

―取組は5年間実施します。どのような計画を立てていますか。

 平成24年度は、教育プログラムの設計とラーニング・ポートフォリオの開発や内部質保証システムの構築を進めます。平成25年度から「国際協力人材」育成プログラムを開始し各授業科目を開設します。平成28年度までにステークホルダーも参画する「国際協力人材ネットワーク」を形成し、取組の期間終了後も維持・発展していきます。

―この事業に採択されたことで、新たにどのようなことができるようになりますか。

 この取組では「国際協力人材」に必要な知性を「グローバル共通教養」と規定し、これを身に付けさせるため、3大学の持つ教育資源を融合して新たな教育プログラムを体系的に組み立て、国際協力機関には講座開講やインターンシップで協力頂きます。

―取組の中には、各大学等でこれまで行っていた活動のレベルアップを図るものもあると思いますが、それはどのようなものですか。

 学生のコミュニケーション力やプレゼンテーション力を高めるために、授業科目は英語で展開し、参加型やオムニバス式を取り入れます。また連携機関と共にグローバリズムに対する国際社会の取組みを体系的に学ぶ仕組みを構築します。ラーニング・ポートフォリオによる学修支援や、各国政府から派遣された留学生による各国事情講義や学修補助を受ける英語研修合宿等も企画しています。

―連携の成果はどのような形で社会に示すことができるのでしょうか。具体的な成果指標のイメージはありますか。

 学生が自分の専門分野や強みを明確化し、また、国際協力人材として必要な教養及び知識を身に付け(モチベーション・パス)、グローバルイシューへの問題解決力を備えた上で、国際協力人材としてのキャリアを自らデザインできる修了生(キャリア・パス)を、それぞれ毎年150名、100名輩出することを目指します。

ステークホルダーからのメッセージ

   ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)日本代表            土 井 香 苗
 HRWは、世界約90カ国で、すべての人の人権を守るために調査・提言をする国際NGOです。独裁、マイノリティの迫害、紛争下の民間人殺害など悲しい人権侵害が今も世界中で続いています。経済大国・文化大国とグローバルに認められている日本。今後は人権侵害をとめるリーダーシップを発揮できる国となり、人権大国として尊敬される国になってほしいと思います。3大学が結集し取り組むグローバル人材の育成から、グローバルなパブリックフィールドで活躍できる日本人が輩出されることを期待します。

関連タグ 東京都 新潟県 教育 専門教育 人材育成 実践型 参加型 国際化 国際協力人材 人材育成ネットワーク グローバル共通教養 モチベーション・パス キャリア・パス
事業URL http://www.hric.jp/(外部サイト)
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